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1-4.  著者のひとりごと①(不動産投資を始めた理由)

突然ですが、皆さんが不動産投資を始めた理由、あるいは不動産投資を検討してみようと思ったきっかけはなんでしょうか?


私の場合、話は約15年間に遡ります。

当時、私が新卒で入社した会社は、都内にある業界最大手の金融機関でした。

「これでお金に困ることはない!」「会社が一生面倒を見てくれる!」という世間知らずな新入社員・中川理の青い期待は、入社1年目にして、ボ ロボロに打ち砕かれることになります。

東京本社で営業部に配属された私を待っていたのは、連日のパワーハラスメントと長時間残業の洗礼でした・・・。


当時は、今のように、「コンプライアンス」「ワークライフバランス」といった言葉は、現場に浸透していませんでした。

会社の定時は17時でしたが、本当に17時に帰ろうものなら「具合が悪いのか?」と心配され、否定すれば「なんだ。新人のくせに先に帰るのか!」と上司や先 輩から白い目で見られる時代でした。

もっとも入社半年も経つ頃には仕事も増え、定時帰りどころか連日の終電帰りは当たり前、繁忙時期にはタクシー帰りが当たり前の状況に追い込まれます。

その頃は蓄えもなく、やや郊外の実家から通勤していたことも災いし、移動時間を差し引くと、最低限の睡眠時間さえ確保がままならない毎日が続きました。

体力の限界を感じ、それまで貯めた給料の大半を使って、たまらず会社の近くに一人暮らしを始めることになったのです・・・。


ここに至って、やっと自分の考えの甘さに気付くことになります。

「このままでは会社に殺されてしまうのではないか?」

「お金だけ貯まっても、それを使う気力も体力も残らないではないか!」

「給料は安くとも、実家から通える、残業の少ない会社の方が手残りは大きいのではないか?」


時を前後して、誰もが知っている超大手企業の倒産や公的資金援助の報道が、連日マスメディアを賑わせていました。

大学の同期のなかには、そうした企業に就職した人もいましたので、とても他人事ではありません

誰もが羨む超大手企業に内定を取ったのに白紙撤回されたり、入社後に吸収合併されて将来のキャリアプランが根底から崩されてしまった実例を目の当たりにした ものです。

もはや日本の大企業においても、安全神話は完全に崩壊していることを思い知りました。


『もし多忙が祟って自分の心身に何かあったとしたら??』

『もし自分の勤める会社に何かあったとしたら??』


サラリーマンこそ、複数の収入源を持ち、“いざという時の選択肢”が必要と痛感する毎日でした。






こうした思いを抱えながら、サラリーマンを続けること約5年。

結婚を機に自宅を購入した際、不動産を徹底的に勉強したことがきっかけとなり、激務なサラリーマンと 不動産投資は相性が良いことに気付きます。

都内や都内近郊の区分ワンルーム投資であれば、管理をうまく外注することで購入後は殆ど手間のかからないうえ、サラリーマンの属性を利用して、有利な条件で 借入を起こすことができるからです。(本業の金融機関は不動産とはまったく無縁であったものの、収支シミュレーションなどを作る上では、サラリーマンとしてプ ロジェクトや新商品のシミュレーションを繰り返していた経験は役立ったかもしれません)


そして、2009年に不動産投資をスタート。10年後の2019年に、サラリーマン卒業に至ります。

私の場合、サラリーマンを即卒業したいという考えではありませんでした。

もともと慎重すぎるほど慎重な性格でしたし、結婚したばかりで家族を守る責任も感じていましたので、不動産投資の手法も、手 堅く・失敗しづらい方法を最優先にしてきました。(同じ頃に不動産投資を始めて、地方の一棟アパートを選択した人は、とっくにサラ リーマンを卒業し、自由な生活を謳歌している人もいる一方、立ち行かなくなって大変な状況になった人も知っています)

時間はかかりましたが、途中で大きな失敗もなく順調に資産拡大してサラリーマン卒業できたわけですから、私にとっては区分ワンルーム投資が性に合っていたんだな、 と振り返ってみて痛感しています


冒頭にも書きましたが、このホームページをご覧になっているということは、既に不動産投資をやっている方やこれから始めようと検討されている方が多いのだと 思います。

不動産投資と一口にいっても、その手法やリターン・リスクは様々です。

まだまだコンテンツは中途半端な状況ですが、このホームページがご覧になった方の一助となれるよう、これから順次、更新をしていきたいと思いますので、よろ しくお願いします。


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