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4-4.
買取再販型業者とは？
このページからは、買取再販型業者について詳しくみていきましょう。
「買取再販型業者」という言葉自体、聞き慣れない方も多いと思いますが、
それはそのはずで、「仲介業者」みたいな一般的な用語ではありません。
このサイトでは、「自ら買い取った不動産を、自らが売主となって販売する業者」とご理解ください。
買取再販型業者の収入源は、主に２つです。
①仕入れ価格と売却価格の差額
これはイメージしやすいですよね。
小売りの大原則である「安く仕入れて利益を乗せた価格で販売する」ことによる収入です。
②管理業務の受託収入
これはピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
不動産投資で収入を得るためには、区分投資・ワンルーム投資であっても一定の管理業務が発生します。
たとえば以下のような業務です。
・入居者募集
・入居者との賃貸借契約、更新契約の締結
・毎月の家賃請求
・退去時の敷金精算
・リフォーム発注、鍵の交換
これらは自分で行うことも可能なのですが、面倒なので外注する人も少なくありません。
こうした管理業務の受託を得意とする不動産業者もあるのですが、
実は、一部の買取再販型業者も得意領域だったりするのです。
（細かく書き始めると色々あるのですが、自社の販売物件購入者に限り割安に管理業務を受託することで、
オーナーには毎月の費用削減を、買取再販型業者には安定した収入をもたらす構図です）
買取再販型業者と取引するメリット・デメリットは、次のページで詳しく書いていきますが、
このページでは、「そもそも買取再販型業者の物件は割高なのでは？」についてご説明します。
買取再販型業者の主な収入源の一つが、「仕入れと販売価格の差額」である点は上述しました。
ここから、「仕入れ価格に利益を乗せられた分、自分でインターネットで探す物件より割高に
なるのでは？」
と考える方も多いと思います。
残念ながら、明らかに割高な価格で販売していたり、立地の悪い売れ残り物件を強引に販売してくる
買取再販型業者もいるのは事実です。
（私も何度かそうした業者と会ったことがありますが、新築業者のようにしつこいのが特徴です。
そんな業者とは会うだけ時間の無駄なので早々に縁を切りましょう）
しかしその一方で、好立地の物件を相場並み、時にはそれ以下の価格で販売している
買取再販売型業者がいることも事実です。
こうした業者は「投資家にも儲けて貰って、末永くリピーターになってもらおう」という
収益モデルをとっており、
昨今の不動産投資ブームも相まって、物件の仕入れが追いつかないほどの人気となっています。
そのためしつこい営業などまったくする必要がなく、リピーターと口コミ、既存顧客からの紹介だけで、
十分に安定した利益が出せているようです。
では、なぜこうした買取再販型業者は相場並みかそれ以下の価格で販売できるのでしょうか。
やはりそれなりの理由があるようです。
①上流工程での仕入れ
優良な買取再販型業者は、我々がインターネット等で通常目にする物件を仕入れてはいません。
独自の情報網を使い、任意売却等の理由で割安に売り出された物件を上流工程で買い付けたり、
お抱えの、あるいは提携している物上げ業者から直接買い付けたりしているのです。
これは個人ではなかなか真似できることではありません。
②大量仕入れ
個人取引でも稀に「同じ売主のＡ物件とＢ物件をセット買うなら指値に応じる」という
物件を目にすることがあります。
業者はそうした情報の量とスピードが個人のそれとは比較になりません。
また、マンション一棟丸まる仕入れ、それを１戸ずつ販売することもあるようです。
③薄利多売
優良な買取再販型業者は、前述のように仕入れるそばから物件が売れる状況のため薄利多売が可能です。
また、管理業務の受託収入も１戸あたりの受託収入は月数千円程度と僅かなのですが、
薄利多売のビジネスモデルと組み合わさることで、これも十分な規模の安定収入が見込めるようです。
・・・こうした背景から、一部の優良な買取再販型業者の販売価格は決して割高ではなく、
むしろ手ごろ感のあるものになっているようです。
実際、私も保有物件のうち2つは買取再販売型業者から購入していますし、
インターネットで出てくる物件よりも割安な物件も少なくないと思います。
ただ、買取再販型業者の物件には、相場よりも極端に割安な物件（いわゆる掘り出し物）は、
まずないと思ってください。
彼らは相場価格を分かったうえで価格設定し、それで物件はすぐに売れてしまうわけですから、
必要以上に安価に販売する必要がないのです。
ですから、掘り出し物を根気強く見つかるまで探し続けたい方や、
既に十分な不動産投資の情報ネットワークやコネクションのある方にとっては、
ちょっと物足りないと感じるのも事実だと思います。
逆に言えば、不動産投資初心者の方、不動産業界に情報ネットワークやコネクションのない方には、
非常にお薦めできる業者といえます。
（ただ、上述のとおり悪い業者もいる業界ですので慎重に見極めてください。
もしくは私の無料相談を
ご利用ください）
次のページでは、「買取再販型業者」との取引についてのメリット・デメリットを、
もう少し掘り下げてみていきましょう。
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