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4-1.  不動産業者ってそもそもどんな人?

さて、優良物件を探しに行くための準備として、3時限目では区分投資・ワンルーム投資における、
おおまかな物件の種類についてご説明しました。

4時限目であるこの章では、いよいよ不動産業者にコンタクトをとるシーンを想定して、
基本的な知識や業界事情をご説明していきます。


まずは、不動産業者ってそもそもどんな人たちなのかを理解しましょう。

私が不動産投資を始めた当時に抱いていた不動産業者のイメージとはいえば、
アパマンショップやミニミニなどの大手賃貸業の人や、街中にある入りづらい雰囲気の店の個人経営者でした。
もちろん、そうした人たちも不動産業者には違いありませんが、
投資用物件の購入シーンでは、投資用物件を中心に扱う業者の方とコンタクトを取るのが一般的です。


投資用物件を扱う不動産業者は、「売買中心の業者」と「管理中心の業者」に大別できます。
(さらに、区分投資・ワンルーム投資における「管理中心の業者」は、「建物の維持・管理を行う業者」と
「区分所有分の管理(客付け・集金代行等)を行う業者」が異なるケースが一般的です)

管理については後章でじっくり書きますので、この章では「売買中心の業者」に絞らせていただき、
代表的な不動産業者とその販売形態を簡単に整理してみました。
種類 主に取り扱う物件 販売形態
新築販売業者 新築物件(新古物件) 自社または関連会社が建築したマンションを販売する形態
買取再販型業者 中古物件 在庫を抱えて売主となって販売する形態
仲介業者 中古物件 市場に流通する物件を販売する形態
物上げ業者 中古物件 中古の売り物件を探して主に業者へ転売する形態

ただ、これらは明確に棲み分けがされているわけではないようで、
同じ不動産業者が買取再販売と仲介を両方やっていたり、自ら物上げも行う仲介業者もいたりします。

それぞれの種類・販売形態ごとに買い手側である我々のメリット・デメリットは違ってきますので、
問い合わせをする不動産業者が得意とする販売形態を抑えておくことは有意義だと思います。




次のページでは、「売買中心の不動産業者」の実態について、
私の体験談とこれまでにお会いした現役営業マンから聞いた話を織り交ぜながらもう少し書いていきます。

正確に数えてはいませんが、私がお会いした営業マンはそろそろ50名近いかもしれません。
そのなかには、雑談だけでも勉強になるようなプロの方もいれば、頼りなくてどうにもならない方もいました。

どうして同じ「売買中心の不動産業者」のなかでも、これほどの差が出るのか。
本人の器量や努力だけでない業界の構造的な背景がどうやらあるようです。
そのあたりを少し書いてみますね。

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