back            next

<スポンサーサイト>

5-4.  区分投資で使える金融機関はどこ?~その他編~

前頁では、一般のサラリーマンに区分投資の融資をしてくれる銀行をご紹介してきました。

この頁では、銀行以外の金融機関をいくつかご紹介いたします。

※この記事に限らずですが、私個人の実際の体験・経験談だけだと書ける内容が限られてしまうので、
 周囲の投資家や馴染みの営業マンからの伝聞も交えて記載している点を改めてご理解ください。
 また、金融機関の対応はケースバイケース、方針もコロコロ変わりますですので、
 あくまで参考情報としてお読みください。



(3)ノンバンク

ノンバンクは文字通り、銀行以外の金融機関です。

いわゆる貸金業法に基づく登録を受けた事業者のことで、後述する政府系金融機関とは通常別モノとして
扱われることが多いようです。


①JACCS(ジャックス)

区分投資の世界でノンバンクといえば、JACCSが圧倒的に有名な印象です。

JACCSというと、クレジットカードや信販会社のイメージが強いかもしれませんが、
意外にも(?)三菱東京UFJグループの傘下にあり、区分投資向けの商品を持っているのですね。

これまた私自身は利用したことがないのですが、
知人の営業マン曰く、「審査は比較的通りやすい」「金利もオリックス銀行と同じくらい」らしいです。



②セゾンファンデックス

積極的に広告を出しているので、雑誌などで目にした方も多いかもしれません。
(このHPのバナーにも何度かリロードすると出てくるかも)

クレジットカードなどでお馴染みのクレディセゾン系列のノンバンクです。

2014年10月現在、HPでも「不動産担保ローン」として大々的に融資受付をしているようです。
私や私の周囲での利用者はいませんが、HPによると金利は契約時4.8%の変動となっています。

かなり金利が高いので、利用するなら慎重に物件を選ぶ必要がありそうですね。。。




ほかにも色々あると思うのですが、私自身がノンバンクを積極的に利用しないため、
あまり情報が入ってきません。

情報をお持ちの方がいらっしゃれば、是非、掲示板に書き込みしていってください(笑)


 ⇒掲示板はコ チラ!!








(4)政府系金融機関

最後は政府系金融機関です。

ここ数年、日本政策金融公庫(以下、「公庫」)を活用した不動産投資が人気となっています。

最近は私のところにご相談に来られる方からも「公庫を利用したい」とよく聞きますが、
公庫からの融資は他の金融機関からの借入とは大きく異なる部分もありますので、
特徴とメリット・デメリットをしっかり理解しておくようにしましょう。



<特徴>

「区分投資/ワンルーム投資への融資ではなく、事業への融資である」点が最大の特徴です。

元々は、民間金融機関からの融資が受けづらい中小企業や小規模事業者の受け皿を目的として、
公庫は貸付を行っているそうです。

そのため一棟物だろうが区分だろうが関係なく、それっぽい事業計画が書けさえすれば、
比較的簡単にお金を融資してもらえるのです。

融資商品もいくつかあるのですが、区分投資でいうと、「普通貸付」の運転資金または設備資金として、
上限4,800万円の範囲内で融資を受けるケースが多いようです。

また、一定の条件に合致すれば、女性・若者・シニア起業家資金等の特別貸付を引っ張ってこれる
ケースもあるようです。



<メリット>

①融資を受けやすい

 融資を受けるだけなら、他の金融機関に比べてそのハードルはだいぶ低いようです。
 そのため女性や勤続年数の若い方、他からの借入が大きい方などには嬉しいですね。


②低金利・固定金利

 オリックス銀行などと同水準以下の金利で、かつ全期間固定金利が原則です。
 一般に銀行などでは固定金利を選ぶと金利は高くなりますので、金利面では有利なケースが多くなるようです。


③登録免許税がかからない

 登録免許税という税金をご存知でしょうか?

 通常、金融機関から融資を受ける際には基本的にはその物件を担保に入れることを求められるのですが、
 担保に入れるためには抵当権の設定登記が必要です。

 登録免許税とは、この抵当権の設定登記に伴い発生する国税の一つです。

 しかし、なぜかこの登録免許税は公庫からの融資だと免除されるのです。
 正確な言い方をすると、公庫が債権者となる場合、抵当権設定にかかる登録免許税は非課税となるそうです。

 非課税となる背景はよく知りませんが、不動産投資の初期費用が安くなるわけですから、
 投資家にとっては有り難い話ですね。
 (区分投資の規模であれば数万円程度の話ではありますが、大規模一棟物だと効果は一層大きくなりますね)







<デメリット>

①融資期間が短い

 これが最大のネックなのですが、銀行などでは30年~35年の融資が引っ張れる物件でも、
 公庫の普通貸付では設備資金は上限10年となっており、これ以上の長期融資は難しいようです。
 (公庫の方曰く、「本来は機械などを購入するための融資で不動産事業は想定していない」とのこと)

 例外として、女性・若者・シニア起業家資金等の特別貸付であれば20年まで引っ張れた実例もあるようですが、
 それでも20年までです。(まあ、私は特別貸付の条件に合致しないので関係ないですが・・・)
 
 不動産投資では融資期間をなるべく長くとって毎月の返済額を減らし、家賃との差額でキャッシュフローを
 積み上げていくのが王道ですので、この点はよくよく認識して戦略を練る必要があります。



②事業計画書を書かねばならない

 前述したように、投資ではなく事業として融資してもらう建付けなので、
 その物件を購入することによる収支や将来的なビジョンを提出しなければなりません。

 まあ、不動産投資は収入も支出も見通しが立てやすいのでそれほど難しくはありませんが、
 銀行等にはない手間と時間がかかります。
 (一部の大手不動産業者経由では例外もあるとの噂も聞きますが・・・?)



③融資決定までの時間が長い

 特に最初の融資では、融資決定までに1週間程度かかるそうです。

 買取再販型業者のように確実に売り止めしてもらえる物件であれば問題ありませんが、
 特にライバルが多いような仲介物件の場合、これでは融資決定までに横取りされかねませんので、
 よくよく注意が必要ですね。
 




さて、以上で区分投資で知っておくべき金融機関のご説明を終わりますが、
冒頭にも書いたように、各金融機関の融資方針は生ものです。

そして実際には個人の資産背景や属性などをみて、原則論と特別扱いが混在しているはずです。


私も24時間365日チェックできているわけではないですし、特別扱いの事例に明るいわけではないので、
最新情報や融資の実体験をお持ちの方は、是非、掲示板に情報を残していってくださいね!


 ⇒掲示板はコ チラ!!



<スポンサーサイト>





 TOP





inserted by FC2 system