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5-3.
区分投資で使える金融機関はどこ?~銀行編~
前頁で、一般のサラリーマンに区分投資の融資をしてくれる金融機関は僅かであることをご説明しました。
この頁では、ではその僅かな金融機関のうち、銀行ではどこなのか?をご紹介します。
※この記事に限らずですが、私個人の実際の体験・経験談だけだと書ける内容が限られてしまうので、
周囲の投資家や馴染みの営業マンからの伝聞も交えて記載している点を改めてご理解ください。
また、金融機関の対応はケースバイケース、方針もコロコロ変わりますですので、
あくまで参考情報としてお読みください。
(1)銀行(メガバンク)
金融機関と聞いて一番イメージしやすいのがやはり銀行、なかでもメガバンク3行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)との取引が安心と思われる方も多
いのではないかと思います。
各行のHPを見ると、「アパートローン」みたいな名称の専門商品を扱っている銀行もありますが、
これは一棟物向けの金融商品であって、原則として区分投資では使えません。
私自身もたまに電話で問い合わせたり、周囲から情報収集は行っているのですが、
2014年10月現在、残念ながらメガバンクでは区分投資向けの商品は扱っていないようです。
サラリーマン大家初心者がメガバンクから区分投資の融資を引くには、
よほど強いコネクションや特別な事情がないかぎり、まず不可能と思ったほうがよさそうです。
(2)銀行(メガバンク以外)
メガバンクがダメなら地方銀行や海外の銀行はどうでしょうか。
以下の銀行では区分投資向けの融資を行っており、区分投資家の多くが利用しています。
①オリックス銀行
旧・オリックス信託銀行です。
信託銀行の時代から区分投資向け融資にも力を入れており、初心者にも比較的借りやすい銀行です。
金利は2%台後半~3%台半ばとなることが多いようですが、
大手不動産会社の提携ローンにも積極的で、私のご相談者の実例をみるかぎり、
提携ローンを使うと▲0.5%程度金利が下がるケースが多いようです。
不動産投資初心者の登竜門ともいえる銀行で、まずはこの銀行と繋がりの強い不動産業者を
味方につけることから始めるのがよいでしょう。
②りそな銀行
大手で唯一、区分投資向け融資を行っていることで有名な銀行です。
ただ、原則として価格の3割の頭金がないと審査の土台にも乗ることができないため、
オリックス銀行に比べてやや敷居が高いといえます。
金利はオリックス銀行とおおむね同水準のようです。
③スルガ銀行
不動産投資業界では有名な地銀です。
区分投資向けもやっていますが、むしろ一棟物で有名な銀行ですね。
銀行のなかでは比較的審査が通りやすいと言われる一方、金利も高めとなっているようです。
(私は利用したことはないのですが、一説によると4%台中心とか・・・)
都内築浅ワンルーム投資の利回りでこの金利水準はかなり厳しいので、
よくよく戦略を練って借りる必要がありそうですね。
④SBJ銀行
ここ数年、急速に区分投資業界で有名になった韓国資本の銀行です。
私の周りにはあまり利用者はいないのですが、大手不動産業者との提携ローンに熱心なようで、
知人の営業マン曰く、「審査は比較的通りやすい」「金利もオリックス銀行と同じくらい」らしいです。
⑤シティバンク
有名な外資系の銀行ですね。
区分投資向け融資は、中止したり・再開したり・・・を繰り返しているようですが、最近また始めたようです。
この銀行の特徴は2つあります。
・物件価格の8割が融資上限額であること(=2割+諸費用は自己負担必須)
・短期固定金利型の商品であること
短期固定金利は1年~10年が選択できるようになっており、いずれも2%台前半~後半となっています。
そして固定期間が終わると、3%台前半~後半くらいに金利が上昇する商品設計です。
ただ、シティバンク自体が個人向け事業から撤退するらしいのでこの先どうなるのかは「???」ですね。
ほかにも地方銀行や信用金庫等で区分投資に融資が引けたという話をたまに聞きますが、
私の知る範囲ではまだまだ実例に乏しいため、ここでの紹介は控えさせていただきます。
周囲の投資家や馴染みの営業マンと話している感覚では、区分投資家が融資を引く銀行としては、
上記5行の利用シェアが圧倒的のようですので、まずはこの5行を押さえておけばよいと思います。
さて、世の中の金融機関は銀行だけではありませんよね。
「ノンバンク」と呼ばれる貸金業者や、政府系金融機関でも区分投資に融資を出している先がありますので、
次のページでご説明していきたいと思います。
※ちなみに、このHPに貼っている広告にも、たまに不動産投資用の融資を扱う広告が出てくるようです。
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